【一般社団法人スマートヘルスケア協会 代表理事 岡﨑光洋】
厚生労働省は10月23日、「患者のための薬局ビジョン」=関連記事「厚労省が再編ビジョン策定」=を公表しました。ご覧になった方も多いと思いますが、2035年までの薬局再編の道筋を示すこのビジョンでは、 患者本位の医薬分業の実現に向けて、かかりつけ薬剤師・薬局はどんな機能を担うべきかが示されています。さらに、かかりつけ薬局機能に加えて「患者等のニーズに応じて強化・充実すべき機能」として、「健康サポート機能」が挙げられています。
しかし、こうした薬局に対する期待の一方で、前回も指摘したように、ガイドラインが順守されていない検体測定室も散見されるのが現状です。今回は、薬局の新たな「健康サポート機能」としても注目される検体測定室が適切に運用されるために、ガイドラインの正しい理解について解説します。
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次回配信は11月23日5:00を予定しています
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