【足利赤十字病院院長 小松本悟】
足利赤十字病院は、今年2月7日付でJCI(Joint Commission International)認証を取得した。JCIは、米国に本拠地を置く医療機関の第三者評価機関である。米国をはじめ、アジア諸国や欧州、南米などでも医療機関の認証取得が進んでいる。今後、医療の国際化が進む中、また、5年後の東京オリンピックに向けても、日本の病院の医療の質が問われてくるだろう。そのような背景から、日本でもJCI受審病院が徐々に増え続けている。今年4月1日時点で、亀田総合病院や聖路加国際病院、済生会熊本病院などが認証を取得しており、当院を含めて9病院になる。国内では、まだまだ認証取得病院が少ないが、大手グループ病院、諸大学、関東近郊の総合病院などが、JCI取得に向けて準備を始めていると聞いている。「国際的に認められた病院」となるためにも、今後多くの病院がJCI認証に向けてかじを切るのではないか。
当院は、赤十字病院の中では、初めての取得となったが、JCI取得に向けてのすべての情報、ノウハウを他の赤十字病院へ提供したいと考えている。
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