【医療法人愛誠会 昭南病院 法人事務局長 鶴田光樹】
当院のある鹿児島県の曽於医療圏は、高齢化の進んだ過疎地域です。患者・家族を含む地域住民だけでなく、職員の平均年齢も年々高齢化傾向にあり、多くの自治体の20年後、30年後を先取りしている状態とも言えます。こうした地域では、安心して医療や介護を受けられる体制を維持することこそが大命題です。そのためには、「一つの医療機関の医師を確保する」のではなく、「地域全体の医師を確保する」必要があります。それは、地域の医療機関と「競争」するのではなく、「共創」するのだという意識で、自院の経営を考えることでもあります。最終回となる今回は、近隣の医療機関と連携した「地域採用計画」についてご紹介します。
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