厚生労働省は13日、兵庫県立尼崎病院など2つの県立病院が合併して7月に開院する予定の県立尼崎総合医療センター(仮称)について、同月以降もDPC制度への参加を認めると中央社会保険医療協議会(中医協)の総会に報告した。新病院はII群に分類される。【佐藤貴彦】
後発品使用6割以上、DPC病院の約2割に(2015/04/28)
DPCII群病院は「高度急性期の担い手」(2015/04/27)
DPC対象病院が合併する場合、その後もDPC制度に継続して参加することを認めるかどうかは、厚労省の保険局医療課や、中医協の委員で構成される「DPC退出等審査会」で審査して決めることになっている。合併前の2病院がどちらも、直近1年間以上継続してDPCデータを提出してきたことなどから、合併後もDPC制度に参加することが認められた。
現在、2施設のうち県立尼崎病院はII群、県立塚口病院はIII群に分類されている。DPC制度に基づいて算定している病床数はそれぞれ492床と300床で、合併後は許可病床730床のうち、感染症病床と精神病床を除く714床で、DPC制度に基づいて算定する予定だという。
新病院の機能評価係数IIと暫定調整係数は、合併前の2病院の係数や症例数に基づいて算出され、来月末までに告示される。
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