厚生労働省は27日、今月1日からのDPC対象病院ごとの機能評価係数IIの内訳を公表した。入院医療に用いる薬剤に占める後発医薬品の数量シェアが60%以上で、「後発医薬品係数」が最大値なのは、全1580病院中303病院(19.2%)だった。同係数が最大値の病院数は前年度と比べ114病院増加。一方、対象となる病院数が増えたことで、同係数の最大値は0.01544から0.01274に低下した。【佐藤貴彦】
以下、各係数の前年度からの推移のグラフはクリックで拡大
■I群病院の1割近くは係数ゼロ
最大値の0.01274だったのは、3つの病院群のうちI群(大学病院本院)が4病院、II群(I群に準じる病院)が14病院、III群が285病院だった。一方、I群7病院とII群3病院、III群29病院の計39病院は、後発品の使用割合が低く同係数がゼロだった。同係数がゼロの割合は、I群の80病院では8.8%に当たる。
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