【株式会社Work Shift代表取締役 高木綾一】

　2015年度介護報酬改定では、利用者が生活を再建したり、社会的な役割を得られるようにマネジメントすることをセラピストに強く求めた。
　通所リハビリテーションにおける「生活行為向上リハビリテーション実施加算」は、利用者の「活動」と「参加」を促そうとするものだが、「リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ」が加算要件となっている。



厚生労働省「平成27年度介護報酬改定の概要（案）骨子版」より

　「リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ」の目的は文字通り、「リハビリテーションのマネジメントを評価する」ものである。12年度に設けられた「リハビリテーションマネジメント加算」が「リハビリテーションマネジメント加算Ⅰ」となり、その上位の加算として「リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ」が設定された。
　今回は「リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ」が新設された意味と通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションの課題について解説したい。

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