【広報コンサルタント・NPO法人日本リスクマネジャー&コンサルタント協会理事 石川慶子】
ネットでの炎上やマスコミからの批判報道はなぜ起こるのでしょうか。それには必ず理由があります。2つの事例を中心に具体的に解説します。
危機管理広報で最近の典型的な失敗例は日本マクドナルドです。今年の1月7日に異物混入についての記者会見を行っていますが、1週間後の14日に、7日の会見での表現が不十分であったことを詫びるニュースリリースを出しています。
要点は3つ。1つ目は、「混入の原因がお客様にあるかのような誤解を与え」「お客様の心情に対する配慮を欠いた発言であり、大きな誤りでした」と不適切な表現へのお詫び。2つ目は、「異物混入の原因と今後の取り組み姿勢を十分にお伝えできませんでした」と不十分な表現へのお詫び。3つ目は、「米国工場でのマスク着用があったという誤った情報をお伝えしてしまいました」と誤った情報提供へのお詫び。
次回の記事配信は、4月30日15:00を予定しています
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