【医療法人愛誠会 昭南病院 法人事務局長 鶴田光樹】
1946(昭和21)年に開設された当院(医療法人愛誠会 昭南病院)は、鹿児島県の大隅半島の北部に位置する曽於市(2005年に3町が合併)にあります。人口4万人弱の農業と畜産が盛んな市で、鹿児島県の中でも高齢者比率が高く、人口に占める高齢者の割合は35%を超えています。全国的に見ても、また鹿児島市のある薩摩半島と比べても、年少人口(15歳未満)、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)共に減少が著しく、医療に関しても過疎が進行している地域の1つです。
私が昭南病院に入職し、経営陣の1人として組織運営に携わってきたこれまでの経過を振り返って、感じたこと、実際にやってきたことを8回にわたり記してみたいと思います。同じように過疎地域で経営に苦労されている経営者(院長、事務長ほか経営幹部)の皆さまに少しでも参考になれば幸いです。
次回配信は3月17日15:00を予定しています
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