観客に共感と衝動をもたらすプレゼンテーションを-。神戸大大学院医学研究科・内科学講座消化器内科学分野の杉本真樹特命講師は今月、神戸市内で開催された関西医療情報技師会の勉強会で、医療者や研究者を動かすためのプレゼン方法について講演した。写真や文字を効果的に使ったスライドと軽妙な語り口に、参加者は聴き入っていた。【真田悠司】
その原因は、医療界で用いられるスライドの多くが論文のフォーマットに沿って作られているからだという。この形式は文章での表現には論理的で優れているが、会場の規模や発表時間、観客の雰囲気などが変わるプレゼンにはそぐわない。演者には、常にその場に合わせた発表が求められるからだ。
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