【株式会社レーベンプラン レモン薬局三方原店 伊藤譲】
日本腎臓病薬物療法学会は、2013年度から腎機能低下者への薬物適正使用・中毒性副作用の未然防止や透析を含むCKD患者さんへの適切な薬物療法を実践するために、腎臓病薬物療法専門・認定薬剤師の資格取得を開始しました。わたしがその認定薬剤師となったきっかけや現在の活動を紹介することで、これからこの資格取得を目指す方が増えていただければ幸いです。
日本腎臓病薬物療法学会は、07年に全国各地にあった「腎と薬剤研究会」が一緒になって活動を始めた「日本腎と薬剤研究会」で、12年から現在の「日本腎臓病薬物療法学会」として新たにスタートしました。当初は7つの会でしたが、現在は18地域に増えており、広く認知されるようになっています。現在では学会員の数は1000人を超えて、学会認定の専門薬剤師が14人、認定薬剤師が45人、学会単位履修を修了した薬剤師が128人となっています。
わたしは、前職の病院薬剤師だった時には糖尿病治療に積極的にかかわっていましたので、糖尿病腎症から透析導入になる方が多いことは知っていました。しかし、当時はまだ「腎と薬剤研究会」の活動のことは知りませんでした。
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