【SSLマネジメントオフィス代表 進士君枝】
日本医療機能評価機構(機構という)では、2015年から認定期間中の確認(以下、期中の確認)を開始する。13年4月に訪問調査をスタートした病院機能評価(3rdG:Ver.1.0)では、「医療の質向上を継続的に改善するための取り組み」は重要テーマであり、その支援のために、認定3年目に訪問調査時の課題の改善状況を確認(必須)することになった。また、任意項目として、認定期間中における質改善活動の活性化を確認することも盛り込まれる。これに併せて、機構では院内で自主的に実施するサーベイランス(以下、内部監査という)などを推奨している。
前回は、医療の質を向上させるための継続的改善の取り組みについて、ISO9001(品質マネジメントシステムQuality Management System:以下QMSという)の内部監査を例にしながら説明した。今回は、筆者が内部監査の指導にかかわるA病院の取り組みについて紹介する。
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