【医療総研株式会社 主任研究員 畑山宏大】
■コンサルタントは翻訳家
「コンサルタントって、実際どんな仕事してるの?」
久しぶりに会った友人から、よくこんな質問を受ける。最近自分はこの質問に対して、「翻訳家みたいな仕事」と答えるようにしている。
クライアントである病院の院長先生などにお話しする場合、「ADL維持向上等体制加算というものが今年の改定で新しくできました。病棟にリハビリ職員を1人配置すると、患者さん1人につき1日25点が付きます」などといった説明は決してしない。
相手によっては怒られる可能性すらある。なぜなら、この説明を聞いた相手は、具体的な行動(アクション)へと結びつけることができない。日々忙しい院長先生に対し、診療報酬の説明だけをしても、あまり意味がなく、貴重な時間を浪費させるだけになってしまう。
(残り1770字/2192字)
次回の配信は、9月17日5:00を予定しています
(残り1763字 / 全2188字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】