前回は、会議の「さばき」の4つのプロセスのうち、「発言を引き出す」「発言を理解し共有する」ことについて学びました。最終回となる今回は、「議論を方向づける」「結論づける」ことについて学んでいきます。
●議論の方向づけは的確に
議論には、5つの方向づけがあります。
ここで肝心なのは、どのような場面で、どのような方向づけを行うかを的確に判断するということです。
●方向づけ①:進む
【選択基準】
・議論すべき論点と参加者の考える論点が一致していると判断された場合
・次の議論に進めるだけの論点や意見が共有された場合
・参加者の納得感が得られたと認識した場合
この中でポイントとなるのが、「納得感の醸成」です。次の議論に進んだ後に、「実は、先ほどの話が腑に落ちてないんですが…」といった発言が出てしまうと、前に戻って議論し直さなければなりません。
(残り2083/2494文字)
(残り2286字 / 全2679字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】