【塩原公認会計士事務所 特定社会保険労務士 福島通子】
筆者のかかわった社会保険労務士総合研究機構の調査結果や労働関連法などを基にしながら、今回は、より具体的に「ブラック」と認定されてしまいそうな勤務環境を列挙してみよう。
休日が少ない、あるいは休日出勤が多く、公休さえなかなか取れない。
医師や看護師の絶対数不足と偏在、コメディカルへの権限移譲の不足などに起因して、慢性的に人手不足となり、一人に掛かる負担が増大している。例えば、「日勤は常に残業を伴い、そのまま準夜勤に突入し、実質は相当な時間の連続勤務となっている状態」や、「日勤後に夜勤に入り、夜勤明けで準夜勤や夜勤に入るような連続夜勤状態」も見られる。
ゆとりあるシフトを組もうとしても、人員不足からそれもかなわず、シフトに明示された休日すら出勤になる場合もある。
次回配信は9月4日5:00を予定しています
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