前回、「仕込み」における「プロセスをつくる」ことについて学びました。今回からは、議論の進行役(ファシリテーター)に必要な「さばき」の技術について学んでいきます。
●「さばき」のプロセス
「さばき」のプロセスは、以下の4つの要素から成ります(参考:GLOBIS.JP 変革ファシリテーション道場・第29回 議論をさばく(1)「さばき」の基本動作)。
●質問で発言を引き出す
会議で「何かご意見は?」とやみくもに振っても、参加者はなかなか発言してくれません。そこには、大きく分けて3つの視点が含まれています。
従って、まずは仮説を立て、発言しない理由を理解した上で、それに対して適切な質問をして、発言を引き出す必要があります。
●問題解決の仮説思考
それでは、具体例を通して、問題を解決するための仮説の立て方について考えていきましょう。以下のケースをご覧ください。
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