【株式会社メディック・プランニング代表取締役　三好貴之】

　2014年度診療報酬改定では、療養病棟にも在宅復帰機能強化加算（以下、本加算）が新設された。
　算定要件は、（1）療養病棟入院基本料1の届け出（2）1か月以上入院した患者の在宅復帰率が50％以上（3）退院患者の在宅生活が1か月以上継続（4）病床回転率が10％以上－の4つである。
　改定ではまた、7対1入院基本料を維持するための施設基準として、自宅や在宅復帰機能を持つ病棟や介護施設へ退院した割合を75％以上としたが、本加算を算定する療養病棟はこの退院先にカウントされる。この加算を算定しているかどうかで、急性期病院との連携、患者紹介数が変わってくることが予想される。
　このような状況において、療養病棟を持つ病院では、リハビリセラピスト（以下、セラピスト）をどのように活用していけばいいのかを考えたい。

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