【中外合同法律事務所 弁護士・薬剤師 赤羽根秀宜】
前回は、M&Aの注意点について説明しましたが、おそらく、薬局においては「相続などの親族内承継で」というケースも多いのではないかと思います。
ぜひ適切な対策を取っておくことをお勧めします。
■妻と娘が後継ぎの息子を追い出した!? 株式相続の注意点
それでは、対策を取っていない場合、どのような問題があるのでしょう。
例えば、現経営者が、薬局を開設している株式会社を長男に継がせたいと考えているとします。長男もそのつもりで会社に専務として勤務し、新規開店を成功させ、会社を大きくしてきたという経緯があります。
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