厚生労働省は15日、2024年度介護報酬改定を官報に告示した。各サービスの単位数や新たな加算などを明示しており、訪問看護など4つのサービス以外は4月1日に適用する。関連の通知や疑義解釈などを近く出す。【松村秀士】
24年度の介護報酬の改定率は全体でプラス1.59%となるが、サービスごとの経営状況の違いなどを踏まえて評価にめりはりを付ける。
直近の介護事業経営実態調査で収支差率が大幅なプラスとなった訪問介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護などの基本報酬を引き下げる。一方、収支差率がマイナスとなった特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの報酬は引き上げる。
また、介護職員の処遇改善策として、24年度に2.5%、25年度に2.0%のベースアップへと確実につながるよう6月から加算率を引き上げるとともに、
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