【社会医療法人明和会医療福祉センター法人本部人事主幹 竹中君夫】
看護職(以下、ナース)の不足が深刻な社会問題として認識される中で、ワーク・ライフ・バランス(以下、WLB)に取り組む病院が増えています。
WLBは人事制度というだけではなく、組織マネジメントのすべてに関係するテーマです。「これからWLB制度を整備したいけれど」などと、今とても困っている病院の立場で連載していきたいと思います。第2回は、WLB制度を運営する上で一番のポイントを考えたいと思います。
【編集部大戸さんからの質問 2】
WLB制度(夜勤・休日出勤免除等)を使う職員と、使っていない職員とのコンフリクトを和らげるには、どのような手法が有効ですか?
極端な例えになりますが、WLB制度を使う職員と、そうでない職員のコンフリクトを和らげたとしても、そもそも病院のマネジメントが成立しなくなったら、どうするのでしょうか。それでは、元も子もないはずです。
(残り2798字 / 全3224字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】