前回はコンテンツのつくり方について、「合理」と「情理」の視点から説明しました。最終回は、▽聞き手を知る▽ゴールを決める▽目的を押さえる―の3つのポイントを学びましょう。これらは、プレゼンテーションにおいて最も大切なテーマです。
※最終回の特典として、「スライドの作り方」を図や写真で詳しく解説した
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その前に、Facebookページ「医療介護大会議」(https://www.facebook.com/daikaigi)に投稿された質問にお答えしたいと思います。これは、本題にもつながります。
ここでは、投稿されたものに説明を一つ加えたスライドを用意しました。どの説明が優れていると思いますか。
実は、「いい説明」というのは、聞き手によって変わります。相手が「医療者」の場合は説明1、「中年の患者さん」の場合は説明2、「高齢の患者さん」の場合は説明3、そして「子どもの患者さん」の場合は説明4が、それぞれ「いい説明」となります。
これは、プレゼンに関しても全く同じことが言えます。どんなスライドを使って、どんな話し方で、どんなコンテンツを伝えるかは、聞き手によって決まってくるのです。従って、まずは「誰が聞き手か」をできるだけ具体的に考え、その相手について知る必要があります。
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