前回はプレゼンテーションの際の話し方について、「言葉」「声のトーン」「ボディランゲージ」の3つに分けて解説しました。今回のテーマは、コンテンツのつくり方です。
本題に入る前に、Facebookページ「医療介護大会議」(https://www.facebook.com/daikaigi)に投稿された質問についてお答えしたいと思います。
「IMRAD形式」(※編注)の問題点は、発表を最後まで聞かなければ結論が分からないことです。上と下のスライドを見比べてください。聞き手絶対主義の観点に立てば、相手にストレスを掛けないのは鉄則。結論を最初に伝えてから、プレゼンを進めていく方が適切です。
さらに言えば、結論の後に「Value」(聞き手にとってのメリット)を明確に示すことによって、相手の「聞く姿勢」(聞くに値すると理解した状態)をつくることができます。このように、コンテンツのつくり方次第で、発表の質は大きく変わってくるのです。
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