最終回は、NPO法人イージェイネットが行う「働きやすい病院評価認証事業(ホスピレート)」で認証された病院(以下認証病院という)での取り組みを紹介したい。
例えば、産婦人科で産科医師が離職し、産科を閉鎖する危機に見舞われた病院であったり、看護師が集団で離職したために病棟閉鎖となり、職員が疲弊し、業績が悪化した病院であったりする。また、医局派遣の医師が自院への帰属意識が薄いことに病院長が危機感を抱いていたり、医師不足のため、女性医師の活用が喫緊の課題になっているなど、いずれも病院幹部が強い危機感を持ったことが、働きやすい病院づくりへの原動力となっている。
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