【松阪市民病院呼吸器センター長 畑地 治】
大風呂敷を広げていると思われるかもしれないが、一勤務医としては、日本で一番になっている。わたしが松阪市民病院に赴任した2003年7月、呼吸器疾患の患者は全くいなかった。ほとんど療養病床と変わらない患者層と、一般検診の患者のみで、機材の購入についても、病院側から全く配慮してもらえなかった。
それが、3年たち、06年度、わたし1人の売り上げで年間5億円を超えてきたころから流れが変わってきた =グラフ= 。1人で5億円の売り上げは個人の限界ではないかと自分自身考えていたが、10年度には、年間12億円を超えた。そして、11年度に呼吸器内科医が増員され、呼吸器外科の医師にも常勤で来ていただくようになり、12年度には呼吸器センターを開設する運びとなった。市中病院における1人の勤務医の売り上げとしては、おそらく日本で一番と自負している。
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