【株式会社MMオフィス代表取締役工藤高】
DPC/PPSでは2018年度の診療報酬改定までに段階的に前年度収入保証の調整係数のウエートが引き下げられ、6つの機能評価係数2に置き換えられる予定である。たまに機能評価係数2の一つである「複雑性係数」を上げるためには「検査等を多くして過剰診療を行うべきだ」「薬価の安いジェネリックではなく、先発品を使うべきだ」という誤った認識を持っている病院に出くわす。これは複雑性係数自体の評価方法を正しく理解していない。同係数がどのように決まっているのか整理しながら、正攻法で上がる方法について考えてみたい。
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