薬局が地域でカバーする機能の強化策を議論する厚生労働省の検討会が17日開かれ、同省は、夜間・休日の調剤に地域の薬局が輪番制で対応する内容の「検討のたたき台」を示した。住民・患者からの夜間や休日の相談にも輪番で対応することを想定していて、輪番での対応が必要な薬局の役割がほかにないかなどを引き続き検討する。【兼松昭夫】
この日に会合を開いたのは、有識者らによる「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」。
薬局や薬剤師の機能の強化策は、検討会が夏をめどに一定の取りまとめを行うことになっていて、たたき台に沿って引き続き議論する。
厚労省のたたき台では、
▽調剤・服薬指導
▽在宅医療への対応
▽医療用麻薬の調剤
▽無菌製剤処理
▽高度薬学管理
▽健康サポート
▽災害や新興感染症の発生など有事の対応
▽夜間・休日対応
-の8つの機能・役割ごとに、個々の薬局がカバーする基本的な機能と、地域全体で確保する機能を示した。うち調剤・服薬指導と夜間・休日対応を除く6つの機能・役割で、拠点の薬局を位置付ける。
在宅医療への対応は、
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