岸田文雄首相は22日のデジタル行財政改革会議で、一定の期間内に繰り返し使用できるリフィル処方箋の普及策を検討するよう武見敬三厚生労働相に指示した。また、介護事業所の経営の協働化・大規模化の方策を6月までにまとめるよう求めた。【松村秀士】
リフィル処方箋は、2022年度の診療報酬改定で導入され、慢性疾患などで症状が安定している患者への長期処方が可能と医師が判断した場合、最大で3回反復利用できる。
国はそれの利用を促進して医療費の抑制につなげたい考えだ。ただ、普及が進まず、厚労省が23年11月、中央社会保険医療協議会に示した調査結果によると、リフィルの処方箋料の算定回数は同月時点で、処方箋料全体のわずか0.05%だった。
16日に開かれたデジタル行財政改革会議の課題発掘対話では、
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