厚生労働省は8日、ヘルスケア分野でのスタートアップ振興についての検討会で、国内外市場への展開の仕方により「世界直行型」「段階的海外進出型」「国内充実型」の3つに支援戦略を整理する中間とりまとめ案を示した。公的医療保険や医療データ管理など他国との規制環境の違いなどを見極めた上で、最適な支援環境の整備を進める考えだ。【渕本稔】
世界直行型の支援は、国内市場と世界市場で規制環境が近しいケースを想定している。医療機器などの開発初期から世界市場を視野に戦略を組み、グローバルに通用する起業家の育成や、アーリーステージでの投資を促す目利き力の強化を図るなど支援体制の構築を図る。
これに対し、規制環境などに差異がある場合には、
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