厚生労働省は、オンライン診療の適切な実施に関する指針のQ&Aを改訂し、麻薬や向精神薬を初診の際に処方できない理由などを追記した。【兼松昭夫】
厚労省はその中で、そうした薬剤を希望する患者が症状や服薬歴を虚偽申告する可能性があることや、初診からオンラインで診療を行う場合は音声や映像から医師が得られる情報が限られるため、患者のなりすましや虚偽申告による濫用・転売のリスクを十分に抑制するのが困難と考えられることを挙げた。
その上で、申告に誤りがないという前提で麻薬や向精神薬を処方することは適切ではないと指摘した。
さらに、オンラインで初診を行った患者に対して再診もオンラインで行う場合の
(残り488字 / 全782字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】