政府は27日、2026年度の医学部の定員を24年度の水準(9,403人)を上限にする方針を決めた。医学部の定員の上限は25年度まで9,420人とされているが、実態に合わせてこれを下げる。実効性を伴う偏在対策を行うことが前提で、臨時定員の適切な配分方針も検討する。【兼松昭夫】
特定の地域や診療科への医師の偏在を解消させるための対応や、各都道府県への臨時定員の配分などは引き続き議論する。
厚生労働省が有識者らの「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」に提案し、了承された。
厚労省案は、
▽26年度の医学部定員は、現時点での定員から急激な変更は行わず24年度の水準(9,403人)を上限にする
▽実効性のある医師偏在対策と臨時定員の適切な配分方針を検討する
-という内容。
医学部定員の上限は25年度まで9,420人とされているが、
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