医療広告への規制の見直しを議論する厚生労働省の分科会は25日、日本小児科学会の「小児科専門医」など16学会が認定する16の専門医資格の広告を2029年度以降は原則認めない対応案を了承した。日本専門医機構が認定する基本領域(19領域)の専門医資格の広告に一本化する。【兼松昭夫】
ただ、学会認定の専門医の資格を28年度末までに取得・更新する医師に対しては認定・更新から5年間に限り広告を認める。
有識者らによる「医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会」に厚労省が対応案を示した。
59の学会が認定する56の専門医の資格は現在、「当面の措置」として広告が認められている。厚労省案は、日本専門医機構の基本領域と重なるそのうち16学会による16の専門医の資格について、28年度末に経過措置を終了させる内容で、その後は広告不可にする。
1月の分科会では、
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