医師の時間外労働の上限に対する規制が4月に始まるのに先立って、厚生労働省は14日、全国の医療機関から「医療機関勤務環境評価センター」(日本医師会)が受け付けた医師の労働時間短縮の取り組みに対する評価の申し込みが11日現在、合わせて483件になったとする集計結果を公表した。【兼松昭夫】
483件は、申し込みを行ったものの実際には評価を申請しなかったり、申請した後に辞退したりした医療機関も含む件数で、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」にこの日報告した。
厚労省では当初、1,500件程度の申し込みを見込んでいたが、想定の3分の1ほどにとどまった。医師からほかの職種へのタスク・シフト(業務移管)や労働基準監督署長による宿日直許可の取得など、働き方改革が進んだためとみている。
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