厚生労働省は28日、介護施設や事業所での感染症や自然災害を想定した業務継続計画(BCP)などに関するヒアリング調査の結果を社会保障審議会・介護給付費分科会の委員会に報告した。BCPの策定時の課題として、通常業務が繁忙で着手するまでに時間が掛かったり、具体的な記載が求められるため時間が掛かったりするとの意見が現場から上がった。【松村秀士】
また、「地域との協力体制をどのように求めるべきなのかの検討が困難だった」といった指摘もあった。策定後に関しては、「自然災害BCPについて罹災経験がないので、いくら訓練しても不安な気持ちはある」との課題が挙げられた。
ヒアリングは、業務継続に向けた取り組み状況の把握などに関する調査研究事業に協力した介護施設・事業所のうち、
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