2024年度に行われる介護報酬改定では、認知症の行動・心理症状(BPSD)の発現を未然に防いだり、出現時に早期に対応したりするための平時からの取り組みを推進する観点から、「認知症チームケア推進加算」を新設する。事業所や施設で認知症介護に係る専門的な研修などを修了している人を配置し、BPSDの予防につながるチームケアの指導を実施していることなどを評価する。【松村秀士】
22日に開かれた社会保障審議会の介護給付費分科会で、武見敬三厚生労働相がこれらの新加算などを盛り込んだ24年度の介護報酬改定案を社保審に諮問し、即日答申された。
単位数は、認知症チームケア推進加算(I)が1カ月につき150単位、同加算(II)は120単位。算定の対象となるのは、認知症対応型共同生活介護や介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健施設、介護医療院。
同加算(I)の算定要件は、
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