2024年度の介護報酬改定では、サービスごとの基本報酬にめりはりを付ける。直近の介護事業経営実態調査の結果も踏まえ、訪問介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護などの基本報酬を引き下げる一方、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などは引き上げる。【松村秀士】
22日に開かれた社会保障審議会の介護給付費分科会で、武見敬三厚生労働相が24年度介護報酬改定案を社会保障審議会に諮問した。その中に各サービスの基本報酬などの見直しも盛り込んだ。
■老健の報酬、機能に応じて引き上げ幅に差
基本報酬が引き下げられるのは、訪問介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護のほか、介護予防訪問リハビリテーション、夜間対応型訪問介護で、これら以外のサービスは引き上げられる。
訪問介護については、身体介護が中心である場合、所要時間が「20分未満」なら1回当たり167単位から163単位、
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