厚生労働省は29日、2024年度の診療報酬改定で「かかりつけ医」による認知症への対応力を向上させるための具体策を中央社会保険医療協議会に提案した。「かかりつけ医機能」を評価する「地域包括診療料」と「地域包括診療加算」の算定要件に、認知症の診断後支援や周辺症状(BPSD)への対応などに関する研修の受講を加える内容。【兼松昭夫】
厚労省はまた、これらの診療報酬の介護保険制度に関する実績要件に「認知症初期集中支援チームなどへの協力」を追加することも提案した。
ただ、診療側の長島公之委員(日本医師会常任理事)は認知症の研修の受講を地域包括診療料と地域包括診療加算の要件に
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