厚生労働省は22日、市販の放射性医薬品を製薬会社から購入して供給を受ける「デリバリー」の方法で実施されるPET(陽電子放射断層撮影)検査について、2024年6月から薬剤料と撮影などに係る技術料で評価することを中央社会保険医療協議会・総会に提案し、おおむね了承された。【松村秀士】
PET検査は、使用する放射性医薬品を医療機関内で製造する方法と、デリバリーの方法の2通りある。診療報酬では現在、院内製造のケースを想定し、撮影などに係る技術料として評価している。デリバリーの場合もこれと同じ評価で、PET用の放射性医薬品の薬価算定を行っていない。
ただ、近年では主にデリバリーの場合を想定したPET検査が登場してきており、院内製造の場合を想定した現行の評価体系が実態に見合っていないとの指摘がある。
こうした状況を踏まえて、PET検査への評価を24年度の診療報酬改定で見直し、
(残り104字 / 全487字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】