厚生労働省は8日の中央社会保険医療協議会・総会で、調剤後の薬剤師によるフォローアップ業務を2024年度の診療報酬改定で評価することを論点に挙げた。心不全などのフォローアップのニーズが高い傾向にあることから、その業務を診療報酬で後押しするのが狙いで、こうした方向性に反対意見はなかった。【松村秀士】
厚労省がこの日示した薬局の機能に係る実態調査の結果によると、対象となった996人の患者の6割超が調剤後の薬剤師によるフォローアップが行われていた。方法としては電話が多く、フォローアップの結果、約6割で医療機関への情報提供等の対応が実施されていた。
また、病院や診療所では特に心不全や糖尿病、認知症に関するフォローアップのニーズが高い傾向にある。
このうち心不全については、3月に閣議決定された第2期循環器対策推進基本計画で、取り組むべき施策として
(残り310字 / 全679字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】