厚生労働省保険局の眞鍋馨医療課長は19日、日本慢性期医療学会のシンポジウムで、療養病棟入院基本料の「医療区分」の精緻化を中央社会保険医療協議会に提案する方針を明らかにした。【兼松昭夫】
中医協の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」の分析で、同じ医療区分なのに医療処置によって医療資源の投入に差があることが分かったため。
眞鍋氏は、入院患者の疾患・状態ごとに、どのような医療処置や介入が行われているかの観点で、医療区分を「もう少し精緻化できないか」と述べ、2024年度の診療報酬改定に向けて中医協に提案する方針を説明した。
眞鍋氏は、22年度の診療報酬改定では急性期と回復期の入院医療が大きく見直されたのに、慢性期の入院に関しては
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