国立成育医療研究センターは、7日に開催された国立研究開発法人審議会高度専門医療研究評価部会で、2022年度の事業実績評価を報告した。評価項目の1つとなっている「担当領域の特性を踏まえた戦略かつ重点的な研究・開発の推進」に関しては、自己評価を5段階評価で最上位の「S」とした。重点的な研究・開発に位置付けているコロナ禍の影響の測定・評価については、「子どもの社会課題を迅速に捉え解決策を提案する枠組みのパイロット」として継続する方向性を示した。【新井哉】
同センターは、評価の根拠として、▽コロナ禍の影響を測定・評価し、子どもの健康を促進する社会環境の整備▽成育難治性疾患の新規原因遺伝子発見と発症機序を解明▽ゲノム解析等最先端技術によって成育疾患の発症機序・病態の解明を推進-の3つを挙げている。
20年度から行っているコロナ禍における子どもの実態把握について、22年度は要因分析から、
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