厚生労働省は、約5,500病院の約93%が院内に医療通訳者を配置していないとする調査結果を公表した。特に救急医療機関での未配置の割合が高かった。一方、全国335の2次医療圏のうち、医療通訳者を配置する病院がある2次医療圏は半数弱あった。担当者は、「まずは各2次医療圏の拠点的な医療機関で医療通訳者が配置できるよう支援を進めていきたい」と話している。【松村秀士】
調査で、配置する医療通訳者の数を尋ねたところ、5,437病院のうち5,076病院(93.4%)が「0人」と回答した。一方、172病院(3.2%)が「1人」、76病院(1.4%)が「2人」、113病院(2.1%)が「3人以上」だった。2次医療圏ごとでは、161医療圏(48.1%)で医療通訳者が配置された病院があった。
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