中央社会保険医療協議会・総会は13日、新薬8成分11品目と、新規再生医療等製品1品目を20日付で薬価収載することを了承した。「ウィフガート点滴静注」(エフガルチギモドアルファ、アルジェニクスジャパン)は、指定難病の全身型重症筋無力症用薬だが、ピーク時市場予測が377億円で、350億円以上のため費用対効果評価の対象となった。原価計算で有用性加算5%と市場性加算10%に該当したが、原価の開示度が50%未満で加算係数0となり、薬価に反映されなかった。【ライター 設楽幸雄】
ウィフガートは、抗胎児性Fc受容体(FcRn)作用という新規作用機序を持つ。同様の薬理作用の既収載品がないため、原価計算となった。
また、「FcRnに結合し内因性IgG濃度を低下させることにより、臨床上の有用性を示した」として、有用性加算5%に該当するとされた。希少疾病用医薬品であることから、市場性加算10%にも該当するとされた。
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