サイバー攻撃の1つで、パソコンやサーバーのデータを暗号化し、復元のため身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア」の2021年の被害件数が、医療・福祉分野で7件に上ったことが警察庁のまとめで分かった。【川畑悟史】
昨年1年間に国内で報告されたランサムウェアの被害件数は146件。20年下期(7-12月)の被害件数は21件だったが、21年上期になると61件と約3倍に増加。さらに下期は85件と右肩上がりで被害が増えている。
昨年最も多くの被害に遭った業種は製造業で全体の38%。医療・福祉分野は5%だった。
幅広い業種がランサムウェアの被害に遭っている(警察庁の資料より作成)
警察庁によると、
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