薬剤師の資質の向上などに関する厚生労働省の検討会は15日、これまでの意見をまとめた。実務経験を積むための卒後研修について法的な整備も含めた検討が必要だとしたほか、その研修でさまざまな薬局、大学病院、診療所での医療の実態を知ってもらうことの重要性を強調している。これらを踏まえ、検討会では具体的な方策の議論を進める。【松村秀士】
取りまとめたのは、「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」で、2020年7月から計6回にわたる話し合いでの意見を整理し、15日の会合に示した。
それによると、卒後研修については、病院と薬局のそれぞれの特性を踏まえた在り方を検討すべきだといった声や、薬剤師の数が少ない規模の小さな病院や薬局では十分に対応できないなどの意見があった。
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