中央社会保険医療協議会(中医協)は27日に総会を開き、厚生労働省が示した2016年度診療報酬改定案のたたき台(いわゆる「短冊」)を基に議論した。この中で同省は、地域包括ケア病棟入院料などの包括範囲を見直し、手術料と麻酔料の出来高算定を認める案を示した。その見直しに伴って報酬額を引き下げる案は提示しなかったことから、支払側委員が反発。厚労省案を支持する診療側委員と対立した。【佐藤貴彦】
14年度改定で創設された地域包括ケア病棟入院料などでは、抗がん剤や透析などの評価を除くほとんどの報酬項目が包括評価される。
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