厚生労働省が28日に公表した2022年「国民健康・栄養調査」の結果によると、20歳以上の男性のうち肥満だった人の割合は31.7%だった。19年に行った前回の調査(33.0%)を下回ったが、特に16年以降は30%台前半で推移していて、同省では、この10年間で有意に増加したとしている。【兼松昭夫】
肥満は、身長と体重から割り出すBMIが「25以上」と定義され、22年の調査で、20歳以上の女性は21.0%が該当した。19年の22.3%を1.3ポイント下回り、厚労省は、この10年間で増減はみられないとしている。
今回は、新型コロナウイルスの感染拡大による体重や生活習慣への影響も調べ、体重が「増えた」と答えた人の割合は男性13.2%、女性16.7%。「減った」は男性7.4%、女性8.1%だった。
この調査は、
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