厚生労働省は26日、過半数の地域医療構想区域で2020年から40年にかけて手術件数が減少するとの見通しを有識者検討会に示した。【松村秀士】
診療領域別では、全国に338ある構想区域のうち、327区域(96.7%)で40年にかけて「性器」に関する手術の算定回数が減る見通し。また、「耳鼻咽喉」の手術は324区域(95.9%)、「顔面・口腔・頸部」では306区域(90.5%)で減少する。
厚労省は全診療領域で手術件数が少なくなるとしている。
26日の「新たな地域医療構想等に関する検討会」で、厚労省が40年ごろの医療を取り巻く状況の推計データを示した。
それによると、医療や介護が必要な85歳以上の高齢者の増加に伴い、20-40年に85歳以上の救急搬送が全国ベースで75%増えるとともに、85歳以上の在宅医療の需要は62%増加する見込み。
このうち、高齢者救急では
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