厚生労働省は27日の閣議で2024年版厚生労働白書を報告した。精神疾患を抱える外来患者数の増加傾向や、自殺者数の高止まりなどを踏まえて「こころの健康」をテーマに掲げた。【兼松昭夫】
武見敬三厚労相はこの日の閣議後の記者会見で、「引き続き、誰もが健やかに暮らすことのできる社会を目指す」と述べた。
24年版の白書は、
▽こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に
▽現下の政策課題への対応
-の2部構成で、こころの健康を取り巻く社会環境や取り組みの現状を第1部でまとめた。
それによると、精神疾患を抱える20年の総患者数は約615万人で、うち外来患者数は約586万人だった。
外来患者の疾患別の内訳は、
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