日本認知症グループホーム協会が行った調査(有効回答数285事業所)によると、労働環境の安全衛生管理を担う「衛生管理者」や「衛生推進者」の設置が義務付けられている事業所のうち、少なくとも3割がいずれも設置していなかった。同協会の担当者は、「人材不足が1つの要因として考えられるが、実情は把握できていない」とし、調査結果を会員事業所に示すとともに、安全衛生対策の強化を促していく考えを示した。【渕本稔】
労働衛生に関する国家資格である「衛生管理者」は従業員が50人以上の社会福祉施設で、一定の安全衛生の従事経験を資格要件とする「衛生推進者」は10人以上50人未満の場合に設置することが労働安全衛生法で義務付けられている。
調査に回答した285事業所のうち、「衛生管理者」と「衛生推進者」の設置義務がない従業員10人未満の事業所は18.6%だったものの、
(残り357字 / 全729字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】