医学部の臨時定員を2026年度にどの程度設置するべきかなどを議論する厚生労働省の検討会が26日開かれ、日本医師会の釜萢敏常任理事は、人口減少が見込まれる中、医師が供給過剰になるのを防ぐため、同年度の定員を増やさない対応を主張した。【兼松昭夫】
一方、新潟県の花角英世知事の代理でこの日出席した全国知事会の参考人は、医師が不足している場合は定員増を含む柔軟な対応を認めるよう求めた。
国は、26年度の臨時定員の取り扱いを春ごろ決めて各大学に通知する方針で、引き続き意見を調整する。
厚労省の「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」は26日、2回目の会合を開き、医学部の臨時定員を26年度にどの程度設置し、医師の偏在解消にそれをどう活用すべきかを議論した。
日医の釜萢構成員はその中で、
(残り428字 / 全772字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】