福祉医療機構によると、訪問介護事業所1,901カ所の42.8%が2022年度に経常損益ベースで赤字だった。赤字事業所の割合は、前年度(1,846事業所)の40.1%から2.7ポイント拡大した。【兼松昭夫】
福祉医療機構では、融資先の訪問介護事業所1,901カ所から提出された22年度決算のデータを基に、「経常増減差額比率」などの経営分析参考指標(概要)をまとめた。
経常増減差額比率は、本業のほかに受取利息や補助金などを含む経常収支ベースでの利益率に当たる指標。22年度は1事業所当たりプラス6.3%で、前年度から1.3ポイント黒字幅が縮小した。
本業での利益率に当たる「サービス活動増減差額比率」も22年度は1.5ポイント縮小し、
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